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私がネットに加入したのは一昨年の４月のことだ。
様々な検索やネットサーフィンにも飽きてきた２週間後、
前々から興味のあった「チャット」というものに参加してみたくなった。
とりあえず「チャット」という言葉で検索し、賑やかそうな部屋を見つけて入室してみた。
そのときには「＞」「＜」の使い分け方や「リロード」の意味さえ分かっていなかった。
ただワープロ暦が４年だということもあり、タイピングの速さにだけは自信があった。
入室した部屋にいたのは１５人ほどの中高生。
ログの流れる早さにも話題にもついていけなかった。
すぐに意気消沈した私は早々に退散することになってしまった。
同年代の人と話したほうが楽しいんじゃないかと思い、
今度は「３０代 チャット」というキーワードで検索してみた。
そこで見つけたのが「チャットチャットパーク」。
そして今度はネチケットやチャット用語を勉強してから入室した。
ここでは「１５人」などという大人数になることもなく、
常連同士で固まっていて入りにくいなどという疎外感もなかった。
そして同年代同士だという安心感があった。
誰も彼もが親切にしてくれ、管理人さんや副管理人さんにも可愛がってもらえた。
すっかり気に入った私は他のサイトを探す気にはなれず、朝から晩まで毎日入り浸っていた。
（私の場合は「晩から朝まで」だけど。(￣ェ￣;)）
毎日２〜３人の新しい人との出会いがあり、
相手のＨＮや性別や所在地や趣味などを熱心にメモにとって覚えた。
知らない人たちと話すのが楽しくてたまらないころだった。
そんな中でチャモと出会った。
当時の「ちいずメモ」
【２００３年７月１０日】
（ＨＮ）チャモ
（性別）女性
（所在地）北海道
（年齢）３０歳
（職業）専業主婦
（その他の情報）
映画好き（ホラー以外）
男は「やくざ風」がタイプ
ゲームはＲＰＧが好き（ドラクエ、ファイナルファンタジー）
パークのことが大好きになった私は、メインＢＢＳや各種ＢＢＳの過去ログ全てに目を通してみた。
その中で「むかついた話！」のコーナーを読んで、大変なショックを受けることになった。
他の入室者に対する匿名の陰口が並んでいたからだ。
被害妄想気味の私はそれが自分に言われているかのような錯覚に陥り、
よく知らない人と話すのを避けるようになった。
その点、チャモはいつでも私に居心地の良い空気を作ってくれていた。
その部屋にチャモさえいれば、他に誰がいようと楽しく話すことができた。
人懐こいチャモは、知らない人とでもすぐに打ち解け合う。
そんなチャモを介して、私も人と知り合うことができた。
私はチャモを見つけるとすぐに入室するようになった。
深夜のパークでいつもチャモを探していた。
そんな中で目にした匿名のカキコ。
「あんたは私のストーカーか。なんで私のいる部屋にいつも入ってくるんだ」（うろ覚え）
それを読んだ私は「仲の良い人を追いかけ回しちゃいけないのか」と思って愕然とした。
それからはチャモを見つけても入らないように我慢する日々が続いた。
でもそれまでは深夜のパークでよく話してたよね。
早起きの乙さんや夜勤中のかめさんもよく一緒にいたよね。
秋ごろになると私はパークの友達に紹介してもらった「裏ＰＴＡ」に夢中になっていた。
「不特定多数の出入りするサイトで目立ったカキコをすると、目をつけられる」
そう知り合いに釘を刺されていた私はパークではカキコをしなかったが、
アットホームな「裏ＰＴＡ」では自由にカキコをすることができた。
私の得意とするイラストもたくさん載せてもらえた。
そして何よりも管理人さんや常連の皆さんの温かで一生懸命な人柄に惹かれた。
常連の皆さんの出入りしているホープチャットに行くと、
私の知らない人でも私の絵のことを知っていて、仲良くしてくれた。
裏ＰＴＡの友達の紹介で「夢の懸け橋」のほうにも顔を出すようになり、
アットホームな雰囲気を気に入った私は入り浸るようになった。
そしてチャモにもその３つのサイトを紹介した。
チャモは喜び勇んで遊びに来てくれた。
チャモも裏ＰＴＡにたくさんの楽しいカキコをして、
カキコ大賞（だったかな？）をもらうことができた。
ホープチャでも夢チャでも私のいる部屋をよく見つけて入室してくれたものだ。
それは私がチャモを追いかけ回していたころ以上に、私に執着してくれているように見えた。
そんなチャモを見ていると、
「自分が話したいなら遠慮なく入室していい。自分が楽しいときには相手も楽しいんだ」
と自然に思えるようになっていった。
匿名のカキコなんかに振り回されるんじゃなかったな。(⌒◇⌒;)
ホチャでも夢チャでもホントによく話したよね。
毎晩のように深夜まで話したよね。
誰とでも仲良くできるチャモはどこででも楽しい空気を作ってくれた。
チャモはね。友達思いなんだよ。
自分の体調が悪くても、同じ部屋の人に「最後までいてね」と言われたら付き合ってあげてたよね。
人の話をいつでも一生懸命に聞いて、いつでも真剣に答えていたよね。
オチャメで可愛くて聡明なチャモ。
冬になるころには、私はホープチャや夢チャで随分友達が増えていた。
そしてホームページを立ち上げてみようという気になった。
チャモがハワイに移住したのはその１ヶ月後のことだったかな。
チャモが私のＢＢＳに残してくれた言葉。
「みなさん。このＨＰとぐりぐりのことを見守るように大切にしてあげてくださいね」
文章はうろ覚えだけど、涙が出るほど嬉しかったことは覚えてる。
チャモと気軽に接することができなくなるのはつらかった。
でもチャモががんばっているように私も自分にできることをがんばってみようと思った。
しばらくするとハワイからネットを繋げることができ、
チャモは私のＨＰにまたときどき顔を出してくれるようになった。
今では以前ほどたくさん接することはできなくなったけれど、
いつでもずーっとチャモに見守られているような気がするよ。
チャモ。ありがとう。
チャモを知らない人は一度話してみてね。
チャモはスポーツやダンスが得意で、映画や音楽にも詳しくて、話題が豊富だよ。
下ネタもＯＫ！ ��d(≧▽≦*)
何よりも一番の魅力はバイタリティーにあふれているところだと思う。
「生きる気力にみなぎっている」という雰囲気が伝わってくるから、触発されることが多いよ。
自分もがんばろうという気になれる。
今回のアイコンイラストは元気いっぱいのチャモのイメージで描いた。
でもチャモはビキニ姿でサーフィンをすることはないらしい。
だからアイコンでは特別サービス（誰に？）でビキニ姿にしてみた。
でも全く色気の感じられないビキニ姿だな。気のせい？（＃￣〜￣＃）
チャモ。これからも仲良くしていてね。
そしてこれからも全力疾走だぁ。(｀0´)ﾉ
でもがんばりすぎんなよぉ♪(≧◇≦)
（２００５年６月８日）
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