|
「嘘八百八町（ウソはっぴゃくやちょう）」 芽が出た 【投稿日：2005 7/17(日)
07:06】
独り淋しく暗い夜道を歩いていると
どこからかどわかし（＝誘拐）にやって来たのか数人の男が
突如ニヘラニヘラと薄笑いながら追ってきました
生娘（きむすめ）だもの
つい逃げ出したくなります
なんてことでしょう？ 男たちの背後に悪代官の姿が……
「フフフフフ、そうつれなくいたすな」
「何をなさいます？ おたわむれを！」
「よいではないか。この帯の先をワシに委ねよ♪」
「なりませぬっ！！ おやめください。あ〜れ〜〜〜〜え〜！」
（クルクル クルクル）
時代劇名物生娘コマ回しいやです私
その私の悲鳴に誘われて
世に名高いもも太郎侍が現れましたので この方に助けを頼も
全部成敗（せいばい）して
一件落着にしましょう
そして勧善懲悪の花道に立ち
どんな難事件も何故か放送時間内に さも何事もなかったかの如く天下泰平
そんな必殺なお話
この八百八町では人相だけが良心の度量を決定いたします
|
|
ぐりぐりのコメント |
|
名前：ぐりぐり 日付：7月25日(月) |
|
（ぐりぐりのコメント）
(((p(≧○≦)q)))いやぁぁぁ!!!
もうこれ以上ないくらいバカバカしいフォーマット悪用！！ (ノ≧ロ)ノ
「○○しい○○」に「生娘コマ回しいやです」という訳の分からん造語を使いたい一心で、
「フフフフフ、そうつれなくいたすな」……「（クルクル クルクル）」って、
すんげ長い説明！！ o(＿ ＿)ノ彡_☆ バンバン！
でもそこが寸劇になってて面白い。ヾ(@^▽^@)ﾉ あはは。
「この帯の先をワシに委ねよ♪」って、悪代官が自分の行動を口頭で解説してるし。(≧◇≦)
「♪」マークまでつけちゃってるし。(≧◇≦)
んで「男たちの背後に悪代官の姿が」って、生娘には最初から「悪代官」だって分かってたのか。Σ(≧□≦ﾉ)ﾉ
んで「○○も○○も」の最初の「○○も」が「もも太郎侍」って、アンタ無理やり！ Σ(≧□≦ﾉ)ﾉ
２番目の「○○も」が「頼も」って、この生娘、窮地に追いやられてるわりには軽っ！ Σ(≧□≦ﾉ)ﾉ
「世に名高いもも太郎侍」って町娘でも知ってるくらい有名なんだね。（ﾟ〇ﾟ；）
最後の１行は確かにそうだぁ。o(＿ ＿)ノ彡_☆ バンバン！
なんで悪代官たちは揃いも揃って、悪代官ヅラなんだろう。（*ーー*）
| |
|
|
Re:
特別企画「穴埋め作詩塾」第２弾 応募作品 |
|
名前：ななす 日付：7月27日(水) |
|
桃太郎侍・・・・お面から顔がはみ出してる人・・・
好きだったな〜 |
|
|
ななすへ♪ |
|
名前：ぐりぐり 日付：7月27日(水) |
|
お面を付けてても誰だか分かるってか？ ∵ゞ(≧ε≦ｏ)ぷぷっ！
|
|
|
Re:
特別企画「穴埋め作詩塾」第２弾 応募作品 |
|
名前：スイトラ 日付：8月14日(日) |
|
桃から生まれた
桃太郎！！！
父親が毎週観てたなーーー
桃太郎役＝高橋英樹
| |
|
|
トラやん♪ ありがとう♪ |
|
名前：ぐりぐり 日付：8月15日(月) |
|
(-^〇^-)あははっ♪ 私は観てなかったわぁ。(〃⌒∇⌒)ゞ
でもこの詩の面白さは分かったよぉ♪ (^-^)v
| |
|
|
Re:
特別企画「穴埋め作詩塾」第２弾 応募作品 |
|
名前：芽が出た 日付：8月19日(金) |
|
＞ぐりぐり
バカウケしてくれた様子が非常によく分かる感想で、メガちゃんウレシイー♪
何の説明もしていないのに、この生娘が「町娘」だってちゃんと分かるなんて、ぐりちゃんカシコイ♪
他の読者が参考にしやすいベストな感想文だったので助かりました。
なのでメガも、この感想文を参考に自作解説を書くね。
＞ななす
顔からお面がはみ出している人はキライでしか？（爆）
とか言いつつ、そんな人物はパッと思い浮かばんけれども……。＾＾
＞トラちゃん
メガもあなたの師匠と同じで「桃太郎侍」はほとんど観たことないんだな、これが。
ってことは、観てなくても書けるってことは、観てなくても読んで楽しめる作品ってことなわけだな、これが。
高橋英樹っていえば、メガはむしろ「江戸の用心棒」の「あさか・せいざぶろう」の方が好きなんだな、これが。
何がって言って、普通時代劇のヒーローは、実は偉い人だったとか、実は偉い人との深いかかわりがあったとか、とにかく後ろ盾があるのが一般的で、なんか肩書きで勝負してて潔くないというかズルイというか、本人単体での力量で悪と戦ってない印象を受けるんだな、これが。
でも、そこへゆくと「あさか・せいざぶろう」はただの浪人（ってことは失業者か？）の身でありながら、頼まれもしないのに勝手に「江戸の用心棒」を名乗って、お上（役所や幕府）に断りもなく、これまた勝手に悪人を成敗してしまう。これって、言い換えれば、お巡りさんに内緒で銀行強盗をリンチするような、スゲー無茶なことなことかもしれないんだな、これが。
ま、そんな自己完結的な思い込みがメガは好きなんだな、これが。
伝染病の名前のひとつなんだな、コレラ（爆）
ももりんの別名でもあるんだな、デレラ（爆）
既にネタがスベッてる気がしないでもないんだな、これが＾＾
メガは、ギャグが上手くないんだな、これが＾＾（第一、ギャグの元ネタが、ショーケンや和久井えみがやってた某・ビールのＴＶＣＭってとこが、メチャメチャ古いし……本作や感想と関係ないネタだし＾＾）
| |
|
|
メガちゃん♪ ありがとう♪ |
|
名前：ぐりぐり 日付：8月19日(金) |
|
メガちゃん。私はこの作品にバカウケしたぁ。ヽ(＊⌒∇^)ノ
でも他の人はどうだろうねー。
ななすもトラやんも桃太郎侍のことしか書いてないし。∵ゞ(≧ε≦ｏ)ぷぷっ！
「生娘コマ回し」をされるのは「町娘」なのが定番なんじゃないの？
「お姫様」にそんなことをしたら、悪代官のほうの身が危ぶまれそうだよ。(⌒◇⌒;)
「顔からお面がはみ出し」そうな人………………それは私。(|||��ｪ��)
時代劇の大半は本人単体で悪と戦ってないとのことだけど、
やっぱりその時代に肩書きなしで悪と戦うのは無理があるのかもね。(・_・；)
それから、ももりんの別名は「デレラ」じゃなくて「ゲレラ」。(￣o￣;)ボソッ。
| |
|
|
Re:
特別企画「穴埋め作詩塾」第２弾 応募作品 |
|
名前：芽が出た 日付：8月19日(金) |
|
自作解説08 嘘八百八町
一番初めに『独り淋しく暗い夜道を歩いていると』という１行目が浮かんだ時点では、現代を舞台にした若い女性が変態男に出会うコメディーみたいなものをイメージしていました。
ところが２行目で『どこからかどわかし』というフォーマットの悪用を思いついたため路線を時代劇へと変更しまいした。
『かどわかす』は「誘拐」を意味する随分古い言い回しなので、現代劇にはまるで適さないとの判断なのです。
という、その程度のきっかけから作り始めたので、正直いつ頓挫してもおかしくはなかったのですが、その後の展開もわりとスムーズに浮かんだおかげで、近年稀に見る会心作になったものだなあ、と自負しております＾＾
『男たちの背後に悪代官の姿が……』という一節は初稿ではありませんでしたが、最終行をより活かすために追加しました。
『時代劇名物生娘コマ回し』という言葉は、実はメガの造語ではありません。
超メガヒット恋愛育成シミュレーション・ゲーム「ときめきメモリアル」（メガのはセガサターン版）の劇中、文化祭イベントの中で使われていた言葉です。
『生娘コマ回し』という言葉だけでは読者がシチュエーションをイメージしづらいと考え、初稿にはなかった寸劇を推敲時に追加しました。
ベタベタな上に各々の行動を自分のセリフで説明していますが、これはラジオ・ドラマなどで多用されるテクニックのひとつです。
ハードボイルド映画の特色が「セリフを用いず、登場人物の思想や感情を『行動』によって表現する」であるのと正反対に、ラジオ・ドラマでは映像がないので「たとえどんなに蛇足と化しても、行動や内心の動きをセリフの中に盛り込んで自己解説」しなければリスナーには状況が把握出来ません。
この作品自体がコメディーなので、メガは割り切って……というか調子に乗って……『この帯の先をワシに委ねよ♪』などとバカバカしいまでに思い切り解説させてみました（爆）
ちなみにメガは、ラジオ・ドラマや朗読ＣＤの類いが大好きで、それらを意識したセリフだけで展開する短編小説を過去にいくつか書いております。まあ、換言すれば、今回の寸劇も「長年の研究の成果じゃて」ってなとこです＾＾
メガは時代劇好きとはいっても、そもそもＴＶをまったく観ない人なので「桃太郎侍」についてはあまり詳しくありません。むしろ同じ高橋英樹でも「江戸の用心棒」のファンなので、本当は「あさか・せいざぶろう」を出したかったくらいです。とはいえフォーマットの都合上『もも太郎侍』となりました。
ところが逆にフォーマットの恩恵というものもあります。『この方に助けを頼も』という作ったメガ自身でさえウケてしまった爆笑フレーズは、フォーマットの制約がなければ決して浮かぶことはなかったでしょう。
また『○○も○○も』というフォーマットの場合、最初の「も」と二度目の「も」は同じ使い方になりがちなものなので、それぞれまったく異なる「も」を発想出来た点では自分自身を褒めてあげたい気持ちです＾＾
『花道』というのは歌舞伎用語です。ウロ覚えですが、役者が舞台へ現れるための通路か何かそんなようなものの名称だったと思います。
なので、この『花道』という言葉を用いれば、この物語が現実ではなく、より茶番劇なのだということを強調出来るのではないか、とそんな意図で使っております。
もっとも、そんな歌舞伎用語をそれほど多くの人がご存知とは考えにくいので『放送時間内』という露骨な言葉でダメ押ししてみました。
最終行は、何か付け加えないと話が締まらないと思っていろいろ考えた末に、取りあえずのオチとして結んだベタなものです。
発想自体はメガ独自のものとは言えず、時代劇ファンの間ではよく言われることです。ただ、どういった文章ならスマートかつ分かりやすいか、ということはそれなりに工夫してみました。
思えば、時代劇で本格推理物をやるのは恐ろしく無理があるほど、悪人は悪役俳優が演じるものと相場が決まっていますね。
「火曜サスペンス」などは、昔でこそ「松尾嘉代」が出演していたら、ほぼ犯人と断定できた時代もありますが、昨今（といっても10年くらい前だけど＾＾）では、あの温厚そうな「名古屋章」が犯人（というか犯人グループの一員）だったドラマがありビックリしたことがあります。
ここでは「悪人相＝悪人」と単純化していますが、厳密に言えば限ったことではありません。さして悪人相でもない「悪役俳優」もいます。
女優「吉本多香美」の父親である「黒部進」などはそんな悪そうに見えないけれど、時代劇では悪役俳優として活躍しています。
ちなみに、この方、若い頃「（初代）ウルトラマン」で主役のハヤタ隊員（ウルトラマンに変身する人）を演じていました。かつての正義の味方が今や悪代官に……時の流れを感じさせられます（爆）
作品を書き上げてしまってから意外に難渋したのがタイトルです。
作品自体の出来が大したことなければ、さほど悩まないのですが、自分でさえ惚れ惚れする出来栄えだったため、あまり芸のないタイトルをつけては勿体無いと思えました。
あれこれ考えようとしても何も浮かばず困り果て、もう一度本編を読み返そうと、ふと最終行に目を止めた瞬間、メガは脱力してしまいました。思ったよりも安易な抜け道がそこにあったからです。
というのは『嘘八百八町』というフレーズは、もう、かれこれ10年以上も前にメガ自身が作ったギャグで、あまりにも使うところがなくこれまでオクラ入りしていた秘蔵ネタだからです。
本作自体が時代劇の大嘘なパロディーなので、内容との親和性も高い。これ以上はないくらい適したタイトルだな、と今に至っては思います。
| |
|
|
Re:
特別企画「穴埋め作詩塾」第２弾 応募作品 |
|
名前：ななす 日付：8月21日(日) |
|
実はななすは桃太郎侍がすっごい好きだったなり
桃太郎侍って登場する時に般若の面をかぶってるんだけど
高橋英樹の顔がはみ出してたのがいつも気になってたなり
ちなみに母は毎週変わる着物（すっごい派手な衣装）が
気になってたみたい
で、父は最期、血のりを拭きとった紙を投げ捨てる時
紙吹雪みたいになるのが気になっていました〜
| |
|
|
メガちゃん♪ ななす♪ ありがとう♪ |
|
名前：ぐりぐり 日付：8月30日(火) |
|
メガちゃん♪
『悪代官』や寸劇の部分の面白みについては、
私の最初のコメントで書いたことが的を射ていたんだね。(^-^)v
セリフ内で自己解説することの滑稽さは、マンガの中でギャグとして使われることもあるよね。
「先日引っ越してこられたお隣の○○さん、おはようございます」みたいな感じで。(^m^)
『放送時間内』という言葉については、最後のオチへとスムースに導く絶好のキーワードになっていると思う。
最終行に関しては『取りあえずのオチ』と言っているけれど、
予定調和ではなく、これまでの流れとは全く別のところからオチを引っ張ってきているのが面白いと思うよ。
「火サスでは松尾嘉代が出演していたら、ほぼ犯人」というのは言いすぎだぁ。o(＿ ＿)ノ彡_☆ バンバン！
そうとは限らないだろうと思うけれど、そんなイメージはあるよね（笑）。
私の勝手なイメージでは、岡田茉莉子さんや小川真由美さんや佳那晃子さんもそうかなぁ。(￣ェ￣;)
『嘘八百八町』というタイトルに関しては、これ以上ないくらい作品にピッタリなタイトルだと私も思う！
ななす♪
ななすもななすのお母様もお父様も面白い〜！ q(≧∇≦*)(*≧∇≦)p
家族でテレビに向かってツッコみながらドラマを観てたのかな。(^m^)
私は「桃太郎侍」を観ていないから、何とも言えないんだけどね。(⌒◇⌒;)
| | | 
